
お知らせ
ぐんま教育動画2021
-令和3年度(47回)群馬県自作視聴覚ソフトコンクール入賞・入選作品等一覧-
1 群馬県教育委員会教育長賞(最優秀賞)
部門
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作 品 名
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制 作 者
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一般
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前東部活動紹介動画
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小暮 直哉(県立前橋東高等学校)
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児童生徒
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部活動紹介動画(バスケ、バドミントン)
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高橋 侑李(県立高崎工業高等学校)
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2 群馬県視聴覚ライブラリー連絡協議会長賞(優秀賞)
部門
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作 品 名
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制 作 者
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一般
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榛名神社周辺見て歩き
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高梨 勝弘(高崎ビデオクラブ)
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児童生徒
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赤城のへっぷり鬼-keynoteで紙芝居-
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県立前橋高等特別支援学校産業工芸科1年4組
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3 入 選
部門
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作品名
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制作者
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一般
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チャツボミ苔ってどんなコケ
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須藤 髙利(前橋ビデオ研究会)
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一般
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宝徳寺の床モミジとお地蔵さま
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萩原 岩雄(高崎ビデオクラブ)
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児童生徒
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前南の図書館にある本の紹介
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馬場 士門(県立前橋南高等学校)
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児童生徒
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交通安全 自転車編
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蓮沼 海(桐生市立商業高等学校)
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講 評 審査員長 小内 稔
今年度もデジタルビデオカメラでの撮影、パソコンでの編集等の視聴覚機材を駆使した作品が多く見られました。群馬の自然や歴史、地域文化、さらに映像制作技術の方法や効果的なBGMの工夫など、素晴らしい作品が多く、また、応募作品は「記録映像」「教材映像」など、それぞれに明確なテーマがあり、制作者の意図や思いがしっかりと表現されている作品が多くありました。
応募状況ですが、新型コロナウイルスの感染拡大で取材・撮影等が大変な状況の中、一般部門に11作品、児童生徒部門に8作品、合計19作品の応募がありました。審査会では「教材の価値」「制作者の意図」「教材の質」の評価項目を設け、慎重に審査いたしました。結果について審査員を代表して講評させていただきます。
【一般部門】
最優秀賞 「前東部活動紹介動画」
テンポのよい場面切り替えで興味を引くように編集されています。わくわくするBGMと映像、スローや早回し、モノクロなどを入れたことで高校生らしい躍動感を感じられました。入学を考えている中学生に向けての思いが詰まっているように感じられました。
優秀賞 「榛名神社周辺見て歩き」
名所を各種取り上げて解説してあり、学びがある作品でした。テンポのよい編集で映像もきれいでした。また、解説が分かりやすく、テロップも適切に使われていて、BGMも内容と合っていました。見て歩いている視点が映像に現れていて、まるで一緒に観光している様に感じられました。
入選「チャツボミ苔ってどんなコケ」
映像がきれいでとても興味をそそられる作品でした。ホッパ棟の合成映像、鉄鉱石の運搬経路のアニメーションはとても効果的でした。鉄鉱石とチャツボミ苔の関係や酸性泉など、多くの学びがあり、自然の神秘を知るよい教材であると思いました。
入選「宝徳寺の床モミジとお地蔵さま」
紅葉が美しく、たくさんのお地蔵さまの優しい顔に歓迎されているようで、心が癒やされるように感じました。また、ピアノのゆったりとした音色も、穏やかな秋の日を味わった気持ちにさせてくれました。映像は、テンポ良く編集されており、ナレーションも口調やゆっくりさが内容にマッチしていました。
【児童生徒部門】
最優秀賞 「部活動紹介動画(バスケ・バドミントン)」
基本がスライドでしたが、動画が入ることで実際の活動の様子だけでなく、躍動感もよく伝わってくる作品となっています。また、字幕の使い方にも工夫が見られ、見やすさが感じられました。全体的に、かっこよく、美しく活動している様子が伝わってきました。中学生や新入生に興味をもたせるよいきっかけとなる作品でした。
優秀賞 「赤城のへっぷり鬼―keynoteで紙芝居―」
きれいな映像で、アニメーションを効果的に使っていました。何人かで分担してナレーションを入れていて、読み方に味わいがありました。また、映像に出てくる絵が、キャラクターの特徴をとらえていてかわいらしく、ナレーションにも温かみが感じられる作品でした。幼い子どもたちや活字が苦手な人たちも興味をもって楽しんでみることができる教材作品でした。
入選 「前南の図書館にある本の紹介」
本の内容を分かりやすくまとめられていて、イラストも効果的に活用し、興味をそそられました。実際に本を読んでみたくなりました。ナレーションと同じテロップを付けることで、聞き逃してしまう所をカバーすることができ、視聴する人のことを考えて作られている作品でした。
入選「交通安全 自転車編」
短い動画ですが、交通安全についてよくまとめられていて、交通安全の啓発をしようという制作者の意図が明確でした。自転車に乗る日常をうまく切り取られていて、注意事項が身近に感じられました。
受賞した皆様、大変おめでとうございました。また、惜しくも入賞・入選されなかった方々におかれましても、視聴覚ソフトを作り上げるという熱意に敬意を表します。皆さんの作品は、利用しやすい、分かりやすい視聴覚教材であるとともに、次世代に向けて残す貴重な映像資料としての価値もあります。
これからも、「誰」のために「何」を伝えたいのかを明確にし、地域ならではの取材を続けていただき、作品として「まとめる工夫」を実践してください。視聴覚教材としての価値を高めるため、次世代の人々のためにも取材データ・撮影データの記録もよろしくお願いします。